倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
「俺はそれでもいいけどね。」

ケンがふざけて笑った。

「冗談言ってる場合?」

真昼は怒った。

「あの穴を埋めさえすれば、本当に解決できるような事なのかしら。」

ケンもうなった。

「どうやって閉じるんだ?」

その時真昼が言った。

「私とあなたが消えればいいんじゃないの?」
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