倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
気にしていると、エレベーターが開き、担架が入れられた。

スーツを着た男が目をカッと見開いて死んでいた。

真昼は自分の部屋に飛んで帰った。

窓の高い部分を見ていて、何かがあるのに気がついた。

「まさか勘弁してよ。」

真昼はそれに手を伸ばした。

それは髪で結われた人形であった。

胸がドキドキした。

「どう言う事!?
まさか……。」

もう少し窓の隅を調べた。

白い紙に言葉がかかれ、神社のように束をなしていた。

そのうちの一枚が落ちた。

【もう何も起こりませんように。】
< 200 / 258 >

この作品をシェア

pagetop