倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
今日はいつなのか、真昼は病院に入り、新聞を見た。

勇次を殺してから一年が過ぎていた。

「ケンはどうなっただろう…。」

真昼は心配しつつも、自分が生まれた懐かしい港町の喫茶店でコーヒーを飲んでいた。

店のドアチャイムが鳴った。

人影が現れた。

「やっぱりここだったんだね。
やっと見つけたよ、真昼。」

ケンであった。
< 213 / 258 >

この作品をシェア

pagetop