倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
その頃、行き場を無くした真昼が時空の扉から扉の間を、覗いては溜め息をつき、人恋しそうにしてはまた消えていっていた。

「真昼さん…。

真昼さん…。」

どこからか真昼を呼ぶ声がした。

真昼は声のする方へ、声のする方へと近づいて行った。

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