倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
そして、ケンは一度館に戻った。

自分の部屋に入り、ベッドに座ると、

「あいつは幸せなのかな…。」

と呟いた。

そしてここで過ごしたこの数ヶ月の事を思い出しながら、気が済むまで一人別れを惜しみ館を後にした。


館には黒豹だけが残った。





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