倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
何か気配がした。

「誰っ?」

例によって、電信柱の上から全裸の怪しい男が真昼を見ていた。



「気のせいか。
それにしてもお腹が空いたな……。」



いつもの木の橋に差しかかった。

また白い顔に赤い紅をさした女が立っていた。

フフフ……

何か意味ありげに笑っている。

真昼は無視して走って帰った。



帰宅すると、母が夕食を作って並べていた。

真昼は着替えもしないで、手を洗うとすぐに食卓についた。


「いただきます。」


お腹が空いていたので、ご飯を二回おかわりをしてしっかり食べた。

そしてお風呂の後、お菓子やジュースにアイスも持って二階にあがり、食べてから寝た。

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