倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
真昼はそっと自分も川辺に降りて舟の中をつい覗いていたら、いつのまにか男の子が一緒に覗いていた。

真昼より歳下である。

押し問答もできる状況じゃないので、互いに黙って中を覗いていた。

舟の中では、派手に二人が恥態を晒している。

(やだ……なんだか変な気分になってきちゃった。)

男は女の白い太股を撫でた。

「あんたぁ……。」

女は負けずにむしゃぶりついた。
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