倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
いきなり、いつもの店の中で全裸にされて固まったのと、服を全て隠されてパニックになり、真昼は服従してしまった。

優しく毛布をかけられ、服を返してくれると、


「オシボリで拭きなさい。
生理始まったんじゃないか?」


そう言われた。

それから、たまに呼び出されては悪戯された。

好きになった気がした。

でも……。
不信を感じた真昼は、思いきってA子に話した。

すると!

マスターは真昼をもて遊ぶその同時期に、重ならないようA子も店に呼んで、A子はバージンなので指は入れないで悪戯されてると、A子に打ち明けられた。

真昼は慟哭した。

A子はバージンだから大事にしたの?

私にはそれもなく、血が出るまで激しくしたくせに……。

真昼の胸は嵐だった。

泣きたかった。

なのにA子を慰め励まして、帰ってから泣いた。
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