倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
そして、A子が出ていった後に、真昼はフラッとよろめいた。

「真昼ちゃん大丈夫?」

マスターは真昼をソファーに寝かせると、冷たいオシボリと、やはり冷たいビールを持って来た。

タオルケットもかけて、心配している。

真昼はハッとしたふりで、

「キャーー!
嫌っ!マスターがA子ちゃんにあんな事を!

嫌っ……!
マスター汚いわ!」

「ごめんよ、真昼ちゃん。
A子がいきなり裸になって誘って来て……。」

「嫌っ……
触らないで!
汚いわ!」

「真昼ちゃん。」

マスターはオシボリで自分を清めて、真昼に優しくキスした。

ビールを飲まされわけがわからなくなったふりをした真昼は、熟練したマスターに優しくあれこれとされたが、酒の飲みすぎのマスターに最後までは無理だった。

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