空になりたかった海

私はなんだか言えたことにスッキリしたかんじで、晴れやかな気分だ。


「もうすぐ父が戻ってきてくれるので、全然大丈夫ですよ」



「そう…」


猿沢は、理解しかねている様子だった。
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