空になりたかった海
まるでマグマのように、体の奥底からこみあげてくるもの。



これは、何?



「おい、どした?」


正彦と目が合う。


正彦に想いは受け入れてもらえなかった。


鼻の痛みが強くなる。





これは…、この感情は、


悲しみだ。





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