【大賞】六天ニ花雪ノ舞フ
断続的に聞こえてくる爆発音。
それでも、手を伸ばす先には、主となるべき者がいるはずだと、紅耀は、確信していた。
ひときわ強い熱風が、敵意の波のごとくに、彼の体に吹き寄せる。
それを意識した時には、体ごと後方に吹き飛ばされていた。
それでも、手を伸ばす先には、主となるべき者がいるはずだと、紅耀は、確信していた。
ひときわ強い熱風が、敵意の波のごとくに、彼の体に吹き寄せる。
それを意識した時には、体ごと後方に吹き飛ばされていた。