不良の法律～Judge Town～
「今日は土曜日だからいっぱい人が来るぜ!!昨日確認した奴等がいたら要チェックだな」

昨日…何も成果がなかった俺らとは違いタケシは結果を残していた…。

今あるグループの全ての情報を集めてきたのだ…。

昨日のうちに幾つかのグループに目星をつけて顔写真を見て顔を覚えてきた…。

だからそいつらと新しく来た女を同時にチェックすることになった…。

「俺は他のグループの奴を見張るからタケシとヒサジは新しくきた女をチェックしてくれ!!」

予め全ての人間の顔の写メを取っといた…こっちは俺が調べた方がいいだろう。

「解った…俺とタケシはここら辺に居るから何か解ったら教えてくれ」

「了解…」

俺は二人と別れ、見回りに向かうことにした…。

結構今日は人が多いな…。

レガシーやデスのメンバーもチラホラ居る…。

…情報が漏れているのか??

「君がハヤトかい??」

いきなり話かけられ振り向くと…。

「…ジン」

肩に届くぐらいのロン毛に白いコート…化粧したらそこいらの女よりもモテそうな容姿の男…。

『堕天使ジン』

顔つきに似合わないケンカをする姿から言われているらしいが…みたことはない。
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