不良の法律~Judge Town~
珍しく幹部を連れていない…。

一人で居るとか珍しいな…。

「話すのは初めてかな…レガシーのジンです」

「どうも…ハヤトです」

……合コンか??

何とも異質な二人は変な注目を集めていた…。

「ちょっと聞きたい事があるんだけど…今めんどくさい問題抱えてるでしょ??」

「…何処で知った??」

なるべくバレないように気を配って調査をしていた…。

家以外ではレイプの話はしていないし知らない奴が俺らを見ても町を歩いている様にしか見えないはずだ…。

「詳しい事はまだ知らないけど町で不穏な事が起きてるのは気付いていたんだよ…だから俺らも回りを警戒していた…そんな時にハヤト達が他のグループの状況を詳しく調べ出した、少しおかしいでしょ」

レガシーのジン…予想以上に頭がキレるみたいだな。

ウソをついてもバレるな…。

「確かに俺達は今他のグループを調べてる…でも理由を教える訳にはいかない」

ジンが信用出来る奴か解らない…。

レイプ犯じゃないとも限らないし…コイツならそんな事する必要は無いとは思うが…。

「別に情報はいらない…手を貸す気もないしね…何が起きていると解れば俺らは外を警戒すれば良いだけだし」

「そうしてくれ…俺は調べる事があるから話は終わりだ!!じゃあな」

コイツとこれ以上一緒に居ると心を読まれてしまう…。

俺は心情を悟られない様にジンの側から離れた…。
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