不良の法律~Judge Town~
兎にも角にも喰ってみれば解る…。

「いただきます…」

俺達はマリコが作ったカレーを一口食べた…。

「どうかな??…薄い??」

人にご飯を作って食べさせるのは少し緊張するのだろう…。

実にマリコは心配そうだ…。

「メッチャうまいよマリコちゃん!!もう天才!」

「確かに久しぶりにこんなうまい飯喰ったな!!旨いよ!」

タケシもヒサジもマリコの料理に絶賛だった…。

俺も正直驚いている…。

ジャガイモも人参も柔らかくちゃんと火が通ってるし、味のベースは辛口なのだがちゃんと甘さが口に広がる…。

付け合わせのサラダもマリコの手作り和風ドレッシングの味と絶妙に合ってる…。

「旨いよマリコ…料理ちゃんと出来たんだな??」

「カレーぐらい誰でも出来るわよ…でもちゃんと出来て良かった!!」

俺らに褒められてマリコは嬉しそうだ…。

確かにカレーは誰でも作れる…でもこの味は簡単にはマネ出来ない味だと思う…。

「マリコちゃんおかわり!!」

タケシ喰うの早いな!

「はぁい!!ヒサジ君は居る??」

「あぁ!!貰うかな…」

ヒサジも喰うの早いな…。

「ハヤトは??」

「俺はまだいい…マリコもちゃんと食べろよ!!それ以上痩せてもいいことない…」
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