不良の法律～Judge Town～
何気なく暮らして来たが…銀次にはまだ会えてない…。

複合地区のライセンス…俺はまだ手に入れてない。

というか持っている奴を俺は知らない…。

噂では高校生しか出入り出来てないだとか、実は無いだとか…。

場所も存在も全てが謎の複合地区…。

高いフェンスで区切られ、特定の場所からじゃないと行き来出来ない道が確かにある…。

その先に繋がる場所が複合地区だと言う『噂』だ…。

「どうやったら銀次に会えるんだ!!」

ミツハルは何も教えてくれない…。

謎だらけ…何もかも…レイプ犯もこの町も銀次も全て!!

「クソがぁ!!」

思わず壁を殴ってしまった…。

何も解らない…俺は…

ジブンガワカラナイ。

浴びるだけお湯を浴びた俺はさっさと上がりみんなの所に戻ってきた…。

タケシは俺の携帯でミカちゃんと電話していた…。

特に隠す事も無いので携帯は自由に貸している…。

ヒサジは雑誌を読み、マリコは洗い物をしていた…。

「マリコ…そんなに気を使わなくていいぞ…お前も風呂入ってこい」

「もう終わるからその後でね…ハヤト大丈夫??」

「何がだ??」

「その…さっき風呂場で怒ってたでしょ…」

聞こえてたのか…。
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