不良の法律~Judge Town~
「別に何ともないよ…ただ発生練習してただけだから」

「なら良いけど…」

納得したのか微妙に解りずらい表情でマリコが俺を見詰めてくる…。

取りあえず無視して冷蔵庫にあるビールを一気に飲んだ…。

ビールのアルコールが俺のフラストレーションを一気に吹っ飛ばしてくれる…。

中年サラリーマンの気持ちが少し解った気がする…。

「ビールばっかり飲んでたら太るよ」

「喰っても太らない体質だから大丈夫だ…毎日飲んでる訳でもないしな」

今日は少しだけでも飲みたい気分なんだよ…。

その後タケシもヒサジも俺と適当に飲んでからタケシの部屋に戻って行った…。

タケシの部屋からは爆音の音楽が響いている…。

……夜だぞ??

マリコはと言うと風呂からあがり、持参していたパジャマに着替え髪を乾かしていた…。

まだあどけない表情とは裏腹にスタイルが良いマリコ…。

痩せているからか学校の制服なら着痩せしやすいスタイル…だが今みたいなパジャマ姿だとスタイルがハッキリ解る…。

女が髪の毛を乾かす仕草や無防備な服装…初めてみるマリコの『女』の部分に俺は今まで感じた事のない気持ちになってきた…。

何故か…目が離せない。
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