不良の法律～Judge Town～
「うん…これからこの町は間違いなく内乱になると思うんだ…敵がどんな策を使うかは解らないけど恐らくみんなただじゃ済まない…だから事が起きる前にマリコちゃんをこの町から出した方がいい」

何となく話す前から解っていた…。

俺もミツハルと同意見だからだ…。

でも普通に言って聞く奴じゃないのは見に染みて解っている…。

さて…どうするかな…。

「俺もそれは考えていた…ミツハル…ちょっと頼まれてくれないか??」

俺はミツハルに頼み事をした後、ミツハルと別れた…。

マリコには悪いが…無理にでもこの町から出てって貰う…。

怒鳴られようが嫌われようがな…。

それでも…俺は…。

家に戻った俺はその足で俺の部屋に入った…。

部屋に入るとマリコはテーブルの上に教材を広げて勉強している最中だった…。

「あれ!?ハヤトどうしたの??ミツハル君は??」

俺が部屋に入って来た事に気付いたマリコが勉強の手を止めて俺に聞いてきた…。

「アイツは帰ったよ…仕事があるからな」

「仕事??」

「あぁ…アイツはこの町の…まぁ職員みたいなもんだからな…ちなみに今年で21歳だ」

「えぇ!!同い年じゃなかったの!?」

やっぱり勘違いしてたか…まぁあの顔でかあの格好じゃ無理もないけどな…。
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