不良の法律~Judge Town~
実に気分が良いよ…。

最高の気分だ…。

生まれて初めてだよ…こんな高揚感は。

その怯え切った目が…。

上から見下ろすこの光景が…

最高に気分がいい…。

笑えて仕方がない…。

「アハハハっ!!」

俺は他の先生が、体育倉庫に駆け付けるまで狂った様に笑い続けた…。

その後先生に親を呼ばれ、説教をウケたがそんなもんどうでも良かった…。

生まれて初めて『楽しい』事を見つけた俺は、それだけで明日が来るのが楽しみだった…。

次の日、学校に行ったら俺に対するイジメが、更にヒドくなっていた…。

…そうだよ。

…それでいい。

これで終わったらツマらないだろ??

俺をどんどんイジメろ…。

俺にケンカをする、理由をくれ…。

イジメっ子達にもプライドがあるのだろう。

…ちっぽけなプライドがな。

そして、学校帰りに待ち伏せに合った俺は、いじめっ子達に、ボコボコにやられてしまったんだ…。

人数をかなり集めていたし、今度は始めからケンカを仕掛けてきていたから。

負けるのは始めから覚悟していたことだ…。

強くなる為には負けることも必要だし。

強い相手や大人数とケンカしないと強くなれないだろ??
< 15 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop