不良の法律～Judge Town～
「俺もテメェの手を借りるつもりはねぇよ…でもどうやって帰るかな…」

まだ足が痛くて歩けそうに無い…。

しかも傷の痛みがヒドくて気を強く持ってないと意識がぶっ飛びそうだ…。

……仕方ないか。

俺は携帯をポケットから取り出した…。

幸運にも携帯は無傷で壊れてはいない…俺はリダイアルの中から一つ選びコールのボタンを押した…。

数回のコール音の後電話は通じた…。

「もしもし!!こんな時間にどうしたのハヤト??」

「ミツハルか??…悪い…デスの溜まり場の公園まで来て貰えないか」

電話をかけた相手はミツハルだ…ヒサジには頼めないからな…。

マリコを守って貰わないといけない…。

「…どうしたの??どうしてそんな所に居るのさ」

「ちょっとな…情けないが俺一人じゃ動けない状態なんだ…車で迎えに来て貰えると助かる…」

「…取りあえず解ったよ!!すぐに行くから待ってて…一度車を取りに行くから20分ぐらいで着くから」

「解った…こんな時間に悪いな…ありがとう」

俺は本当に済まないと思い素直に礼を言った…。

「別にいいよ!!じゃあ電話切るね」

ミツハルが電話を切ったので俺は携帯をしまった…。
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