不良の法律~Judge Town~
この後シャワーを浴びようと思って浴室に向かったら…

「却下」

マリコに止められて入れなかった…。

マジかよ…今日はメッチャ汗かいたのに…。

けどよく考えたら何針も縫って貰っている状態じゃ風呂は無理か…。

こんな俺達のやり取りを見ていたヒサジが…

「ハヤトは尻に敷かれるタイプだな…」

とか言ってきやがった…。

…薄々気付いてはいたけどよ。

仕方ないので身体をタオルで拭いていたら…タケシが帰ってきた…。

あれ??…ベッドインじゃねぇのか??

「ただいまぁ!!…ハヤト…その顔どうした??」

タケシが俺の顔を見るや怪訝な表情になった…。

目線が鋭い…。

「デスのゲンとやり合ったんだよ…それよりミカちゃんはどうした??泊まるんじゃなかったのか??」

ベッドインするんじゃなかったのか??

「いや…今日はミツハルさんが帰って来る日だから一応帰ってくる事にしたんだけどよ…それにしてもヒドい傷だな…」

「あぁ…全然歯がたたなかったよ…後一歩で…勝てそう…じゃなかった」

タケシが何だそれ!!とか言いながら笑っていた…。

危なかった…。

(殺される所だった…)

とか言った時にはマリコに…。

「一生喧嘩禁止!!」

とか言われてただろうな…。
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