不良の法律~Judge Town~
中に入ると外の雰囲気に比べて盛り上がっていた…。

Hip Hopの音楽に合わせて男女が思い思いに踊っており…松葉杖の俺にとって邪魔くさい事この上ない…。

何とか邪魔にならない様に回りを見て回ると…ジンが居た…。

つうか予想外な場所に…。

ステージのど真ん中…白いロングコートを揺らしながら踊っていた…。

アイツ何やってるんだ??

俺は取りあえずジンが踊り終わるまで待とうと思い、カウンターの店員に酒を頼み飲んでいた…。

他の客はジンの踊りに夢中で俺の存在に気付いていない…。

ある意味好都合だ…。

少し待つと曲が終わりジンがステージから降りてきた…その足で俺の元に歩いて来る…。

どうやら俺の存在に気付いていたみたいだ…。

「やぁハヤト!!来てたんだ…ようこそクラブレガシーへ!!」

「このクラブそんな名前なのか??」

有り得なくないか??自分達のチームの名前って…。

「勝手につけたんだよ!!うちのメンバーしか来ないしね…俺は誰が来ても気にしない様にみんなに言ってあるからさ!!ハヤトも自由に出入りして大丈夫だから回りは気にしなくて良いよ!!」
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