不良の法律～Judge Town～
俺は仲間を探していた…。

ただつるむだけの仲間ではなく、同じ匂いのする仲間を…。

まだ巡り合ったことは無いが、何処かにいると思うんだ…。

俺の考えに共感してくれるクズがな…。

俺は学校に行かず家の近くにある公園に来ていた。

公園にはドーム型の遊具があり、そこの上でタバコを吸うのが俺の日課だからだ。

ここは俺のお気に入りの場所だった。

ハデなケンカをした後は俺の頭が覚醒するんだ…。

俺の心が満足するまでケンカをしないと気が済まなくなる…。

そんな時身体を落ち着かす為に最初に来たのが、この場所だった…。

だからか自然と毎日来るようになった…。

タバコも最初は不味かったが吸うと身体が落ち着く…。

だから吸ってる…。

普段は吸わない…。

必要以上に身体を冷ましたくないから…。

小学生の時に見た金髪の男のケンカ…あの時についた火は俺の中でまだついたままだ。

火を消したくない…。

でもここに居る時だけはタバコを吸うんだ…。

昔を思い出して高ぶった気持ちを静める為に…。
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