不良の法律~Judge Town~
「そっか!!…じゃあ改めて…今日からよろしくなサヨ!!」

「うん…宜しくねヒサ!!」

この時初めて…サヨが俺に笑いかけてくれた瞬間だった…。

ここまでヒサジが話して一呼吸置いた…。

まだ俺には良く解らない…何でヒサジの兄貴…カズヤがヒサジを陥れる様なマネをするのかが…。

この話の先に…何かがあったのか…。

「私飲み物用意するね…ヒサジ君も席に座って…疲れたでしょ??」

「ウチも手伝うよマリコちゃん!!」

マリコとミカちゃんが飲み物を用意すると言ってカウンターの奥に消えていった…。

ヒサジはと言うと…俺の座っているスファーの近くにあるイスに座り…タバコを吸い出した…。

俺も吸うかな…。

普段吸わない俺だが今は吸いたい気分だ…。

俺はタケシに一本タバコを貰い、吸い出した…。

久しぶりに吸うタバコは俺の頭をスッキリさせた…。

言い換えるならヤニクラだ…。

半分ほど吸い終わるとマリコとミカちゃんがお菓子と一緒に飲み物とグラスを持ってきた…。

普段タバコをうるさく言うマリコもこの時は何も言わなかった…。

マリコとミカちゃんが回りに飲み物を配り終わった後…ヒサジが目の前の飲み物を一気に飲み干した…。
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