不良の法律~Judge Town~
この後も俺の生活はサヨを中心に動いていた…。

朝も学校も夜も…常に一緒に居るので俺の思いは膨らむばかり…。

だけど俺はサヨに自分の気持ちを打ち明ける度胸は無かった…。

昔に比べたら確実に自分を見せてくれる様になったサヨ…それが壊れるのはどうしても嫌だった…。

俺は自分の気持ちを隠しながら…月日は経ち中学生に上がっていた…。

俺は小学生の高学年から背が異常に伸び中学生に上がる時には170cmを超えていた…。

サヨも女の子にしては背が高く155cmぐらいあった…。

だがそれよりも驚くのは…サヨの容姿だ。

月日が経つにつれサヨの整った容姿は際立ってきていた…。

当然サヨを好きな奴は腐る程出て来た…終いには一週間に一回は告白する奴が出て来る始末だ。

だがサヨの返事は…

「…ごめんなさい」

の一言で決着がつく…。

たまにしつこく交際を迫る輩が出て来るが…そんな時は俺が追い返すんだ。

先輩だろうが関係無くな…。

サヨを苦しめる奴は容赦しない…当然ケンカになるが俺は負けなかった。

人数を集めようが武器を使おうが…生まれつきの天性か…ケンカに関してはまず負けなかった…。
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