不良の法律~Judge Town~
「そうだね…どうしたんだろう…何かあったのかな…」

昔に比べたら随分兄離れが出来たサヨだが…少し心配している様だ…。

そうこうしているうちに夕食の時間だ…俺とサヨが料理をテーブルに並べていると…カズヤが帰ってきた…。

「ただいま…少し遅くなってしまったよ」

カズヤは雪が着いたコートを玄関で払って家に入ってきた…。

「何かあったのか??今日は随分遅いけど…」

「まぁな…後で話すよ…」

カズヤは一度自室に着替えに戻って行った…。

「お兄ちゃん…少し元気が無かったね…」

サヨもカズヤの表情の変化に気付いていた…確かに少し元気が無い…。

何か嫌な事があった様な…そんな表情だった…。

「まぁ後で話すって言ってるし!!サヨが考えてもしゃあねぇよ!」

俺はサヨの頭を軽く撫でてやった後途中になっている料理を並び始めた…。

最近の俺はサヨの頭を撫でるのがマイブームになっている…触り心地が良いし…サヨも別に嫌がらないしな…。

料理を並べ終わった俺達は指定席に着いてカズヤの到着を待った…。

少し待つと私服に着替えたカズヤがリビングに降りてきた…。
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