不良の法律~Judge Town~
席に着いて食べ始める俺達…今ではこの孤児院も子供は俺達三人だけだ…。

俺達が成人になるまで他の子供は引き取らないらしい…。

昔に比べると活気は無くなったが…俺はサヨとカズヤが居るなら問題は無い…。

カズヤが俺とサヨの兄貴で…サヨは俺の大切な…彼女…にしたい女の子。

この生活が俺にとって一番だな…。

そうこうしてるうちに飯が食い終わりあと片付けが始まった…。

全てが終わり三人でくつろいでいると…カズヤが話だしたんだ。

「ちょっと二人共…聞いてくれるか??」

カズヤが改まって俺とサヨに声をかけた…。

多分…今日帰るのが遅くなった原因になった話だ…。

「今日うちの学校で…タバコを吸っている現場を見てしまったんだ…」

ただのタバコか…高校生なら良くある話じゃないのか??

だがカズヤの顔は…至って真剣だ。

「部活の部室から煙が見えてな…最初はボヤが起きたと思って先生を呼んだんだが…どうやらタダのタバコの煙だったみたいで…しかもタバコにマリファナを挟んで吸ってるのが解ってしまったんだ…」

マリファナ…話には聞いた事がある…。

コカインやLSDに比べれば中毒性は少ないが…れっきとした麻薬だ…。
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