不良の法律～Judge Town～

「…吸っていた生徒はどうなるんだ??」

気になった俺はカズヤに聞いてみた…。

タバコなら停学で済むだろうが…麻薬だとな…。

「まだ結果は出てないが…恐らく退学だ…」

…だろうな…。

「普段から素行が良くない連中だったからな…学校側もこれを気に退学にするだろう…でも…その中に小学校からの親友のケイタが居たんだ…」

ここまで話してカズヤは涙を浮かべていた…。

普段から正義感が強いカズヤだ…麻薬に走った親友が許せないのだろう…。

「ケイタはサッカーがズバ抜けて上手くてな…推薦でうちの学校に入ったんだ!!俺は勉強で…ケイタはスポーツで…お互い競う物は違うけどアイツはライバルだった…素行は良くなくても…サッカーにかける情熱は本物だった…なのに…どうして…」

カズヤは我慢出来ないんだろう…悔し涙を流していた…。

俺には親友と呼べる相手が居ないが…カズヤの悔しい気持ちは解る…。

カズヤのせいで…カズヤは何も悪く無いが…些細な間違いでサッカーの道を閉ざしてしまったケイタ…。

そんなケイタも許せないし止めれなかった自分も許せないんだ…カズヤはそんな男だ…。