不良の法律~Judge Town~
学校を出てすぐにある花が咲き誇る道、別名『花道』を歩いている俺達…まぁ冬だから全部枯れてるけど。

今は『雪道』をいつも通り手を繋いで歩いていた…。

「今日はクリスマスパーティだな!!サヨも楽しみだろ??」

「うん!!今日はサヨも料理の手伝いするんだ…それにプレゼント交換もあるしね。」

これも俺達三人だけの恒例行事だ…一人一品プレゼントを用意して渡すんだ…。

いつもサヨがカズヤにプレゼントして俺がサヨにプレゼントする、余った俺はカズヤにプレゼントを貰う。

ちょっと俺だけ切ない行事だ…。

「そうだな…てか俺サヨからプレゼント貰った事無いんだけど」

ちょっと意地悪っぽく笑ってサヨに言ってやった…。

するとサヨは可愛らしく小さく笑い…

「…今年はヒサにプレゼントするよ??」

と言ってきた…。

えっ…マジで??

「ちょっと待てサヨ!カズヤは知ってるのか??アイツいつも男物のプレゼント用意してるだろ??」

てか俺はサヨにプレゼントする為に…ネックレス買ったんだけど。

「お兄ちゃんにはちゃんと話したよ…そしたら今年のプレゼント交換は二人でやれって。俺の事は気にするなって言ってた…」

「そんな訳にいかないだろ……そうだ!!これからカズヤのプレゼント買いに行こうぜ」
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