不良の法律~Judge Town~
子供扱いしやがって…俺は思わず怒鳴ってしまった。

「やっと感情を出したな!!悪かったよヒサジ…ほら!!手出せよ、握手だ!!」

銀次は俺の手を無理矢理掴んで握手してきた…。

何だこの人…。

「それで銀次さんは俺に何か用ですか??」

軽く面倒になってきた俺は銀次に用件を聞いた。

そしてさっさとこの場からおさらばする…。

「そんな邪険になるなよ!!何か心に引っ掛かる事があるんだろ!?俺に話してみろよヒサジ!!話してスッキリする事もあるだろ??」

銀次は俺の心を見透かしているのか…俺の隣りにドカッと座り、俺に聞いてきた。

「別に無いよ…」

「ウソだな!!俺の目は誰よりも確かだ、お前は誰でも良いから話たい事があるはずだ!!」

銀次は俺の意見何て完全無視で、更に問い詰めてきた…。

オマケに超自信家だ…まぁ当たっているけど。

確かに俺は誰かに相談したい気分だ…。

ただ聞いてくれるだけでいい。俺の心に溜まった物をブチまけたい気分だ。

「茶化さないで聞いてやるからよ!!俺に話してみろヒサジ」

銀次は無邪気な子供の様な笑顔で俺に話す様に問い詰めてくる。
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