不良の法律~Judge Town~
「どうもぉ!!個人タクシーでぇす♪」

ヒサジの横に着けた俺はヒサジに話かけた…。

「タケシ…何しに来たんだ??」

「俺はタクシー運転手だぜ!!お客さんを目的地まで送りに来たに決まってるだろ」

「ふっ…バイクのタクシーなんて初めて見たぞ??」

「都会では流行ってるんだよ。そして俺は当社ナンバーワンの最速ドライバー!!安全よりスピード第一が当社の売りです」

「売る物間違えてるだろうが…じゃあ頼むぜタケシ」

俺はヒサジを後ろに乗せて、すっかり人気が無くなった町中を走り出す…。

まずは奴等が何処に居るかを探さないといけない…大体検討はついてるけどな。

俺達と戦う為に奴等は他の奴等と手を組むはず。だったら今は一か所に集まり合同集会を始めてるはずだ。

だったら話は簡単だ…。

縄張りも何も関係無い場所…ケンカ区域にある大病院跡地。

別名ホームレスの巣にジンもゲンも居るはずだ…。

ホームレスの巣はこの町に来た奴は絶対に最初はお世話になる場所…。

家を借りられない奴や金を溜めている最中の奴の臨時施設として活用している場所だ…。

俺はホームレスの巣を目指して、バイクを走らせた…。
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