不良の法律~Judge Town~
少しバイクを走らせるとホームレスの巣が見えてきた…。

どうやらビンゴみたいだな。かなりの人数が病院前に集まっている…。

俺はワザとバイクを吹かしながら駐車場にバイクを走らせた…。

玄関前にはジンやゲンはもちろん、様々のグループのリーダーが集会を開いていた。

その回りにはチームに属しているメンバーが回りを固めている…。

バイクを適当な場所に止めた俺達は、奇異な視線を無視して玄関前まで足を進めた…。

「久しぶりだなジン。集会をやるなら俺にも声をかけてくれよ!!全然知らなかったぜ」

俺は取りあえず、輪の中心に居る人物…レガシーのジンに声をかけた。

「それは悪かったね。でも呼ばなかった理由は解っているんでしょ??」

「何となくな。でもちょっと俺達に時間をくれないか??ヒサジ…頼んだぜ」

「あぁ…悪いなタケシ」

俺が出来るのはここまでだ…。

後はヒサジに任せよう。

「今回のレイプ事件は俺が起こした事じゃない…犯人は別に居る」

「ふーん。じゃあ真犯人は誰なの??」

「犯人は…解らない」

すると回りから野次が飛び出す。いい訳するなだのお前がやったんだろだの…いつ殴りかかって来てもおかしくないぐらいに。
< 241 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop