不良の法律~Judge Town~
「えぇ…それとハヤトには戦いに応じない様に言ったんですが…無理でした。売られたケンカは買うと言って電話を切られまして…」

ミツハルの発言に銀次が爆笑しだした。

「そりゃあそうだろミツハル!!それが不良ってもんだ。この町に居る奴等にそんな事言ったって聞きやしない!」

「でも今ぶつかったら『あの人』の思うツボですよ!!目的の為なら手段を選ばない人です…この町が無くなったら彼等の居場所がなくなる。それだけはどうしても避けないといけない!!」

「熱くなるなミツハル!!らしくないぞ!?…俺もちゃんと解ってるって。…仕方ない…面倒臭いけど一肌脱ぐか!!今日は徹夜になる。覚悟しとけミツハル!」

「えぇ…元より覚悟はしてますよ。まずはどうします??動ける人間を集めますか??」

「そうだな…あと最悪を考えて、ジジイもこの町に呼んどいてくれ!!」

「…ダメ元で頼んでみますよ」

こうして全員が明日の為に動きだしていた…。

ハヤトとタケシとヒサジは大切な人の為に…。

ジンとゲンはある目的の為に…。

ミツハルと銀次は未来の子供達の為に…。

それぞれの思惑が交錯する日…過去最高の動乱が…明日幕を迎える。
< 246 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop