不良の法律~Judge Town~
急いでシャワーから上がったんだろう…。

頭は濡れてるし上半身は何も着ていないタケシが俺達の隣りに立っていた…。

「ヒサジの気持ちも解るぜ…でも俺はハヤトの意見に賛成だ。どうせヒサジの事だから一人で戦おうとしてたんだろうが…そんな事したらヒサジを守れなかった俺達はどうなる??それこそ俺達は重い十字架を背負う事になる。だったら俺達は明日を生き抜いてみせようぜ!!そしてヒサジはサヨちゃんに会いに行く…ハヤトはマリコちゃんを迎えたに行く…そして俺はミカを強く抱き締める!!これで決まりだ!!」

途中までは真面目に話していたタケシだが…最後の最後でふざけやがった。

自分で自分を抱き締めて唇を突き出すタケシ…。

余りのバカさに俺もヒサジも熱が一気に下がり、自然とお互い胸倉掴んでいる自分が恥ずかしくなってる…。

するとヒサジが俺の胸倉から手を放し、セファーに深く座った…。

「はぁ…何だかバカ臭くなってきた。俺はもう良いよ。でもハヤト…マリコちゃんとはちゃんと話し合え。それが条件だ」

「俺も同感だ!!ハヤトはちゃんとマリコちゃんと話し合うべきだ。」

ここでタケシがヒサジの意見に乗っかり、俺に詰め寄ってきた…。
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