不良の法律~Judge Town~
そんなもん反対されるに決まってんだろうが…。

「…解った。でもその前に飯にしようぜ。せっかくマリコが作ったすき焼が冷めちまう」

俺は今は話たくないと思い、話題を変えてしまった…。

そんな俺に気付かないタケシはテンションが上がった様子で…

「マジですき焼!!俺かなり久しぶりなんだけど!!メッチャ喰いてぇ。」

と…はしゃいでいた。

渦中のマリコはと言うと…

「うん…後で話しよっか…もうすき焼は出来上がってるから、暖め直してくるね!!みんなはテーブルで待ってて」

と言ってキッチンに戻って行った…。

そして少し待つとマリコがすき焼の鍋やコンロを持ってきて、みんなで飯を喰う事にした…。

マリコの作ったすき焼の味は今まで喰ったすき焼の中で一番旨かった…。

俺と同い年でここまで料理が出来るマリコ…叔母さんはどんな風にマリコに料理を教えたのか疑問を覚えるぐらいだ。

料理教育の本を出せば売れるんじゃねぇか??

飯も喰い終わり、ヒサジが風呂に入りに行った。そしてタケシは俺の携帯でミカちゃんに電話している…多分明日の話をしているんだろう。

そして俺は…自室でマリコと二人でいる。
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