不良の法律~Judge Town~
所変わってヒサジは病院に向かっていた…。

カスミに会ってみようと思ったのだ。

回りを何気なく観察しながら病院に向かっていると、一人の男に声をかけられた…。

実に意外な人物に…。

「久しぶりだなヒサジ!!元気か??」

「銀次さん…」

年齢不詳の不良界のカリスマ…銀次がスーツに身を包んで立っていた。

「聞いたぜヒサジ!!今日は派手なケンカが始まるらしいな。しかも主役なんだろ??お前も大変だな!!」

「銀次さん…笑い事じゃないよ」

何がおかしいのか銀次はゲラゲラ笑っている…。

相変わらずだなこの人は…。

ここまで話して銀次は笑顔を消して、話を始めた…。

「ヒサジ…この事件はただの暴動じゃない…このままだと死人が出る。だからお前等は出来るだけ時間を伸ばせ…そして…絶対に生き残れ!!お前等には俺がついてる。心強いだろ??」

「まぁ…そうですね。でも俺にはハヤトやタケシがついている。心配は無用ですよ…俺達は負けないから」

俺は銀次さんに頭を下げてその場を後にした…銀次さんの気持ちは嬉しいが俺はもう何の心配もしていない。
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