不良の法律~Judge Town~
タケシはミカの家を出た…そしてケンカ地区に向かうべく歩き出す。

久しぶりの本気のケンカだ…恐怖はある…でも。

「やっぱワクワクするよな!!今日は張り切って行こう!!」

来るべくしてきたんだ…今更俺が考えたって仕方ない。

要は負けなければ良いんだ…。

タケシは意気揚々とケンカ地区に向かった…。

ケンカ地区LAN通り…この町でゆいつの二車線道路がある場所…。

ジンとゲンは朝一番にこの場所に来ていた…。

すでにレガシーやデスのメンバーは全員集合しており、他のチームのメンバーも集結していた…。

総勢にして500人…レガシーとデスのメンバーだけでも300人は居た…。

「もう大体集まったみたいだね。恐らく昼になったらハヤト達も来るだろう…」

ジンは回りの様子を見回しながらゲンに呟いた…。

「そうだな…後はアイツ等を待つだけだが…やっぱり俄かには信じられないな…」

「昨日話した事かい??」

「あぁ…ジンの考え通りなら…俺達の正体がバレてるんじゃないかと思ってな…」

ゲンはいつもの冷たい表情のままだが、何処か遠い所を見ながら呟いた…。
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