不良の法律~Judge Town~
俺達は様々な決意を胸にLAN通りに向かった…。

LAN通りに近付くにつれ人の気配を凄く感じる…。

どうやらジン達も此所に来ると読んでいたのだろう…。

まぁ俺としては好都合だがな…。

俺達三人が姿を表すと回りの空気が変わった…言うなればワールドカップ前のサポーターの様な…。

とにかく熱気がヤバい。完全にアウェーな試合会場だ…。

だがこんなのは想定の範囲内…俺達は特に気にせず敵と対峙した。

目測で大体500人ぐらい…一人170人ぐらい倒さないとダメって事か…。

厳しいな…。

でもやるしかねぇ…。

俺は感覚を研ぎ澄ました…神経を逆立てる感覚。恐怖を無くす訳じゃなく身体の中に止どめとく…。

俺はメンタルバランスを整えるのが得意では無いが、今日は大丈夫そうだ…。

「待たせたみたいだな!!気が利かなくて悪かったよ」

俺は声を張り上げて挑発の意味を込めて嫌味を言った…。

意味を汲み取った回りのボルテージがヒートアップ。いつ襲いかかってきてもおかしくない空気になった…。

俺の顔には自然と笑みが出る…やはり俺は狂ってるんだろうな。

身体が疼いてきた…さぁ…楽しいケンカに始まりだ!!

俺はタケシやヒサジよりも先に敵に向かって走り出した…。
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