不良の法律~Judge Town~
「アイツ等…来てくれたのか!!」

後方から聞こえてきたのは、俺達のチームメンバーの雄叫び…。

約300人ぐらいの大群がLAN通りに向かって走ってきていた…。

途端に回りの空気が一片した…さっきまでの余裕がウソの様に切羽詰まった顔つきをしている…。

俺は携帯を取り出し時間を確認してみる。

時刻は12時05分…そういえば12時に集合ってタケシが言ってたな。

俺達三人で約50人ぐらいは倒した…これで戦況はだいぶ変わる。

「…お前等は客の相手をしてこい。ハヤトは俺が殺す…」

俺が後方に目を向けていると、ゲンが素早く回りに指示を出していた…。

するとデスのメンバーはゲンの指示に従い、散り散りに後方に向かって走り出した…。

いま気付いたがリュウの姿がない…俺がデブとやり合っている間に何処かに行ったみたいだ。

「やっとリベンジが出来そうだな。今度は負けないぜ…絶対にテメェを倒す」

だいぶ寄り道したが当初の予定通り、ゲンとのタイマンまできたんだ…。

負ける訳にはいかない…。

「そんな状態で俺に勝てると思ってるのか??甘く見られたもんだな…」
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