不良の法律~Judge Town~
「それはお互い様だ…さぁてこれからが本番!!さっさと始めようぜシンジ!!コッチはお前の大将を引っ張り出さないといけねぇからよ!!なぁヒサ…ジ??」

俺はヒサジの居た方向を見た…だが。

ヒサジがいない…。

ついでにジンも居ない…。

二人共どこ行った??

俺が一人悩んでいるとシンジが俺の謎に答えてくれた…。

「二人なら何処かに行きましたよ…ジンさんに誘われてね。気付かなかったんですか??」

「はぁ!?いつの間に行ったんだよ!!さっきまでそこに居ただろ!!」

確かにそこに居たはずだが…。

「ジンさんも一緒に居ましたよ…そして二人一緒に何処か行きました」

そういえば俺はヒサジの声を聞いただけだった…ヒサジの方を向いた訳じゃない。

でもまぁいっか!!

ヒサジなら問題無いだろう…『鬼』が『天使』に負ける事もないだろう。

俺は俺の役目をまっとうしよう…。

「ご親切に説明どうもな!!お詫びと言っちゃあなんだが俺からのお歳暮を貰ってくれるかい!?」

俺の役目はシンジを倒す事…今の俺の状態で何処まで戦えるか解らないがな。

「ツマらない物ならいらないですよ。それに季節を考えるなら中元です…」
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