不良の法律～Judge Town～
「やっぱりそうか……取りあえず解った。マサはゲンにもこの事を伝えてきて」

「ゲンさんには、リュウが伝えに行っています…」

「そう…じゃあマサはこれから何をすれば良いか解っているね??」

「もちろんです…それでは俺はこれで…」

マサは軽くジンに頭を下げ、その場を後にした…。

「待たせて悪かったねヒサジ……話したい事ってのは、俺の方で集めた情報が一つの答えを出してくれたんだ。その事について聞いて貰いたくてさ…実はね……」

ジンが話出した内容…それは俺の予想を遥かに超えた内容だった…。











俺とゲンはほぼ同時に動き出した…。

先に手を出さないと殺られると考えた俺は、中段蹴りでゲンより先に攻撃を仕掛けた…だがゲンは俺の蹴りをしっかりとガードし反撃に転じる…。

背格好が似ている俺達の間合いはほぼ同じ…そして今の間合いは蹴りしか届かない距離だ。

ゲンは距離を詰める事なく、俺に上段蹴りを繰り出してきた…。

咄嗟に左腕を左即頭部の前に構え、ガードしようとしたが…またしてもガードが通じなかった。
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