不良の法律~Judge Town~
皆が騒然と回りを見ていると、複数の人間が誰かに押さえられながら俺達の前に連れて来られた…。

人数にして14人…コイツ等が何だって言うんだ!?

「さて一つ聞こうか…君達は誰に雇われてこの町に来たんだ??」

ジンが目の前で動揺している奴等に聞いていた…。

「はぁ!?ジンさん何言ってんだよ!!俺達が何を…」

「見苦しいよお前…俺が何の理由もなくこんな事すると思っているのか??」

ジンは反論してきた奴を威圧する様に言葉を被せた…異論は許さないと目が訴えている。

「大体の予想は出来てるんだよ…でも君達に一つチャンスを上げる為に聞いてるんだ。素直に言えば痛い思いはしなくて済む…だから早く言いなよ」

「っ!!…だから言ってる意味が解らないって…」

ジンと話していた奴がまた反論しようとしたが…話している途中で顎を押さえながら地面に倒れた。

ジンが目にも止まらないスピードで上段蹴りを繰り出したからだ…。

上段蹴りが顎の先端をピンポイントで蹴り抜き、蹴られた相手は顎が外れていた…。

今のジンの蹴り…正直俺の目でも見えなかった…速過ぎる。

蹴られた相手も何が起きたか解らないんだろう…変な呻き声を上げながら後退っている。
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