不良の法律~Judge Town~
人は理屈だけじゃ言葉は心に響かない…理屈の中に感情があって、初めて心に響くのだ。

『理動』と言う言葉は無いが、『感動』と言う言葉がある様に…。

男の言葉には感情があった…だから皆の心に響いたのだ。

皆が自分の不甲斐なさを恥じている時、男が一つ手を叩いた…。

当然、男に注目が集まる…。

「しょぼくれるなみんな!!これから格好良い不良を目指せばいいんだからよ。俺で良かったらいくらでも協力してやる!それと知らねぇ奴も居るかもしれねぇから、一応名乗っとく!俺の名前は銀次…自称全国不良理事会会長だ!!」





「こうして俺達は、今の生活に落ち着いたんだ…麻薬を一切禁止にして、ケンカはタイマンのみ。当然ケンカに凶器を持ち込む事も禁止にしたんだ…」

銀次さんはやっぱりタダ者じゃねぇな…。

俺も銀次さんのおかげで前を向く事が出来た…自分の弱さを認める大切さ、それを銀次さんに教えて貰ったんだ…。

…けど一つ引っ掛かるな…。

「…今の話に笑う要素がるか??」

ヒサジは、さっきのドラゴンの態度を思い出す…。

今の話を聞く限り、腹を抱えて笑う要素は少しも無いと、思われる。
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