不良の法律~Judge Town~
決断
ヒサジを見送った後、ハヤトはタケシを連れ、病院に入る事にした…。

病院内には、デスやレガシーの面々は居なく、ジャッジタウンに居る様々なチームが居た…。

ハヤトとタケシが入ってきた事により、皆の顔つきが変わる…。

殺気立った雰囲気ではなく、バツが悪い様な顔つきだ…。

ハヤトは特に気にする事なく、受付を済ませ、タケシをイスに座らせた…。

すると、一人の男が近付いてきて、声をかけてきた。

「ハヤトさんですよね…俺は『下弦(カゲン)』と言うチームの頭をはっている、ナツキです。今日はすみませんでした…みんなを代表して、俺が詫びを入れさせて貰います」

ナツキと名乗る男は、黒い髪をオールバックで綺麗にまとめ、黒い革ジャンを着こなした、明らかにバイクが好きですという出で立ちだった。

ナツキは中腰で膝に手を付き、頭を下げている…。

実に潔く、硬派な男だ…。

「別に終わった事を今更どうこう言うつもりはない。だから頭を上げてくれ…それと、ハヤトで言いから。さん付けはちょっとな…」

「そんな訳にいきません。俺はまだ14才ですし、目上には敬意を払わないといけませんから…」
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