不良の法律~Judge Town~
トウマは小さい…少し端が削れてボソボソになってる写真を大切そうに手で挟んだ…。

「…それと…これはお前の治療費だ…早く病院に行って目の傷を縫って貰え…じゃないと痕が残る…」

ハヤトはさっきの高校生からカツアゲした四万をトウマに渡した…。

「こんなに受け取れねぇよ!!てかこれはお前の戦利品だろ!?」

流石に悪く感じたトウマは金を受け取ることを拒否した…。

「…俺はこんな金いらん…それに夜は保険証効かないから治療費も高い…四万あれば多分足りるだろう…いいから取っとけ…」

と言い無理やりハヤトはトウマのポケットに金をねじ込んだ…。

「…ハヤト随分詳しいな??」

「…俺も夜中ケンカでケガした時…行ったことあるからな…取りあえずお前は親と連絡取って病院に行け…じゃあな…」

と言いハヤトはトウマが止める暇なくその場から去って行った…。

トウマはこの時ハヤトって意外に良い奴なんじゃねぇかとか考えていた…。






…らしくねぇ…。

俺があんなお節介焼くとは自分でも思ってなかった…。

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