不良の法律~Judge Town~
今の時代、大抵の簡易な情報ぐらいなら調べられるはずなんだ…。

インターネットがこれだけ普及しているし、掲示板サイトなんか、調べだしたらきりがない…。

それなのに、ジャッジタウンに関しての情報があまりにも少ないのが俺に違和感わ感じさせた。

「どういう事なんだ…マモルの言っていた事が嘘なのか?」

夜、一人でパソコンに向かいながら、俺は独り言の様に呟いていた…。

だが、この前のマモルの様子を見る限り、嘘を言っている様な雰囲気は感じなかった。

じゃあなんで…。

「仕方ない…調べ方を変えるか…」

情報が載っていないなら、誰かに聞くまでだ…。

俺は大きい掲示板サイトに書き込みを入れる事にした。

聞く内容は、ジャッジタウンと言う名の町についての情報。

マモルみたいに、ジャッジタウンに住んでいた。又は、今も住んでいる奴からの返事があるかもしれないからだ…。

俺はこれに一部の望みをかけ、後日、また返事を見にくる事にした…。

だが…。

「…どういう事だ?」

数日後、俺はもう一度、自分が書き込みをした掲示板サイトにアクセスしたんだが…。

俺の書き込みが削除されていた。

誰かの書き込みが削除された訳でなく、スレット自体が削除されているのだ。

俺はその後、何回か同じ内容のスレットを立ち上げ、返事を待ったが、次の日には削除されてしまっていた。

どうやら、ジャッジタウンの存在についての書き込みが、ダメなようだ…。
< 373 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop