不良の法律~Judge Town~
いくらなんでも早過ぎるだろ…まぁ考えてもしゃあないか。

俺は私讐に戻り、スレットの主にコンタクトをする事にした…。

簡単な挨拶を交えながら核心をついた質問をする…。

ズバリ、その街はジャッジタウンについての情報なのかと。

すぐに返事が来るとは思えなかった俺は、今日の所はこれで止める事にしたんだ。

もう朝方だったし、明日もサヨの所に見舞いに行かないといけなかったからな…。

少しづつだが、光が射してきた…早いとこヒサジを見つけて、サヨに会わせてやりたい。

まだ意識が戻っていないが、『元気』に生きているサヨを見たら、少しは自分を許せるだろうし。

これからが本番だ…あいつらの兄として、少しは踏ん張んないとな。

俺は軽い満足感を得ながら、少ない睡眠時間を確保するため、眠りについた。







「こうして俺はジャッジタウンの情報を手に入れたんだ。それから俺は、あのサイトに頻繁にアクセスし、ジャッジタウンの情報を手に入れた…」

話し始めて早一時間…カズヤは昔を思い出すかの様に俺に話をしてくれていた…。

学校を退学した事や、俺を気にかけて独自でジャッジタウンの調査をしていた事を。

そして…

「サヨは…元気なのか?」

サヨが『元気』に暮らしている事を…。

やはり一番気にあるのがサヨの事だ…自分からサヨの元を離れた俺だが、やはり気になってしまう。

「ある意味な…急な発作を抜きに考えれば、サヨはすごく元気だ。会話は出来ないが、感情だけはある…今のサヨを見てみるか?」
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