不良の法律～Judge Town～
真実～ヒサジ編～
ゲンはそう言うと、リュウの話を区切り、言葉を発した…。

言われたジンはと言うと、相変わらずの妖しい笑顔で笑っているだけだ。そんな中ゲンは解りやすい様にはっきりと言った。

「俺達は、日本人じゃない…だから、俺達の情報を集められないんだよ奴等は。もっと解りやすく言えば、俺とジンには国籍はないんだ…」










場所は高校生地区のヒサジの場所に移り変わる…。

ヒサジの治療が一段落ついた所で、カズヤは会話を再開していた。

「俺は、『私讐』を見つけてからは、このサイトに頻繁にアクセスする様になったんだ。時間を見つけてはアクセスし、書き込みを続けた…」

やっと見つけたヒサジに繋がるたった一つの手がかり。不良の聖地と言われている町への手がかりがこのサイトには必ずある…。

カズヤは寝る時間を惜しんで、書き込みをチェックしつつ、このサイトに来る人とのコミニケーションを図った。

そしてこのサイトにアクセスする様になって二週間が経った頃、カズヤはこのサイトの住人と仲良くなる事に成功した。

その相手は、最初にこのサイトに来た時に、ジャッジタウンを匂わせる様な書き込みをしていた人…つまりは、不良に異常なまでの恨みがある人物だった。
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