不良の法律~Judge Town~
向かいに座っているのは教頭と生活指導の教師…体育教師二人は立って俺の両端に…担任は俺の隣りに座った…。

完全防備…俺は教師を殴り倒した前科があるから仕方ないけど。

すると向かいに座っていた教頭がイスに深く座りながら様子を伺う様に聞いてきた…。

「ハヤト君…トウマ君の顔の傷は君がやったのかい??」

「…俺じゃねえよ」

「口の聞き方に気をつけろ!!」

俺の口の聞き方が気に食わなかった生活指導の教師が俺に怒鳴りつけてきた…。

あの教師とはまだやり合った事はないな…。

結構年配の生活指導の教師…昔は口より先に手が出る教師だったらしい…。

最近はモンスターペアレンツやテレビの影響ですぐ問題になるから自粛しているが…。

人間そんな簡単に変わらないだろう…。

奴の目が俺にそう伝えてくる…。

「ごほんっ!!…ところで君は違うと言ったが今日の昼休みトウマ君が君に土下座していたらしいじゃないか」

「あぁ!?…あぁ」

俺が余程気に食わないのか生活指導の教師が舌打ちをした…。
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