不良の法律～Judge Town～

俺の発言にやはり一番先に食いついてきたのは生活指導のナマズだった…。

「もう我慢ならない!!お前！ちょっと来い!!」

回りの制止を無視して俺の腕を掴み外に引っ張り出した…。

俺は特に抵抗もせずにナマズに引きずられ…空き教室に連れてこられた…。

完全に鼻息が荒い…。

形容するならまさにイノシシ…。

顔とお腹回りに油たっぷりな…。

他の教師が駆け付けたが教室に鍵をかけて、入れない様にしていた…。

「これで邪魔物は来ない…お前はケンカがしたいんだよな！相手になってやる!!怖かったら怖いって言えよ!!一言謝れば許してやるから…その変わりもう教師には逆らうな！普通の学生が出来るなら俺は文句は言わない」

ナマズは自信たっぷりな顔で俺を挑発してきた…。

コイツ…俺が引くとは思って無いからこんな事言ってやがるな…。

「逃げる気も従う気もない…やるからには徹底的にやるぞ…後悔するなよ」

俺はゆっくりと構えを取りながらナマズと対峙した…。